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社会保障審議会 年金部会が年金制度改革について議論開始(11/12)

社会保障審議会年金部会は、11月12日に年金制度改革に向けた議論を開始した。


議論に向けた、たたき台として以下の項目が挙げられている。

1.低年金・低所得者の年金給付
  ⇒この対策の一つとして税方式も提示
2.基礎年金の受給資格25年の短縮
3.保険料の事後納付
4.国民年金の適用年齢引上げ
5.パート労働者の厚生年金適用拡大
6.育児休業期間中の保険料免除
7.在職老齢年金の見直し
8.標準報酬上限の見直し

これらは、大部分が社会保障国民会議等でも議論された内容であり目新しさは無いが、最後の標準報酬上限の見直しについては、唐突な感じを受ける。

標準報酬上限の引上げは直ちに年金財政のプラス要因となるが、これは現在の一階部分と二階部分の財政が分離されていないことによる制度上のミスマッチによるものである。
こうした議論を行う前に、公的年金全体の仕組み、財政について議論すべきであろう。

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