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厚生年金基金制度の見直しに関する法案の概要(2013/4/1)

4月1日、社会保障審議会年金部会において、厚生年金基金制度の見直しに関する今国会提出予定の法案について、議論が行われました。
法案の主な内容は以下のとおりです。


Ⅰ代行制度の見直し
 (1)代行割れ基金は施行後5年間で解散
 (2)施行後5年以降は、以下のいずれかを満たす基金のみ存続できる
   ・純資産が最低責任準備金の1.5倍以上
   ・純資産が最低積立基準額以上
 (3)解散認可基準の緩和
   ・理由要件の廃止
   ・同意関係(4分の3以上 ⇒ 3分の2以上)
 (4)最低責任準備金の見直し
   ・代行給付費係数の見直し
   ・期ずれの解消
 (5)第三者委員会による審査(清算型解散、解散命令、特例要件の適用)

Ⅱ特例解散制度の見直し
 (1)分割納付の見直し
   ・事業所間の連帯債務をやめる
   ・分割期間中の利率を固定金利とする
   ・納付期間の延長(現行最長15年)
 (2)納付額の特例については、現行通り

Ⅲ企業年金の拡充策
 (1)DB制度設計の弾力化(実績分配型CBの導入・・・政令事項)
 (2)基金上乗せ資産の他制度への移管(DB、DC、中退共)
 (3)簡易型DBの拡大
  

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