企業年金最新情報

DB・DCの法令解釈および規約の承認基準改正に関する意見募集

2018年5月1日に確定給付企業年金および確定拠出年金は制度改正を予定しており、政省令の改正については9月に意見募集が実施されています。今回は、それに伴う関係通知の改正に関する意見募集となっており、主な内容は以下の通りです。
なお、意見募集は11月20日から12月19日までとなります。


1.確定給付企業年金の改正
(1)中小企業退職金共済への資産移換について
   ・要件である「合併等」の要件の追加
   ・移換を行う者は資格喪失するものであること
   ・移換にあたっては本人の同意を得るものであること
(2)過半数を代表する者であることを証明する書類の様式変更

2.確定拠出年金制度の改正
(1)過半数を代表する者であることを証明する書類の様式変更
(2)確定給付企業年金への資産移換
   ・資産移換を行う場合の規約記載事項の追加
   ・資格喪失者への説明事項の追加
(3)簡易企業型年金の要件
   ・加入資格は設けられない
   ・簡易型における加入者掛金は複数の選択肢を設ける必要はないこと
   ・加入資格者は100人以下とされているが、事業所ごとの人数とすること
(4)中小事業主掛金
   ・使用する厚生年金被保険者数が100人以下とされているが、全事業所の総数とすること
   ・資格ごとに事業主掛金を設定できること
(5)投資教育
   ・加入者等に提供すべき内容の追加
(6)運用商品の選定・提示
   ・運営管理機関が労使と十分に協議を行い、また、定期的に見直す必要があること
   ・運用方法の提示にあたっては工夫をすること
(7)指定運用方法
   ・選定・提示における留意点の例示
   ・選定プロセス
    事業所毎に労使間で協議を行い、運営管理機関は尊重して選定すること
   ・加入者への情報提供
(8)運用方法の除外
   ・除外手順の規定
(9)行為準則の改正(事業主・運営管理機関)
(10)資格喪失者への説明

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