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確定給付企業年金の基準死亡率に乗じる係数に関する意見募集(2014/11/20)

厚生労働省は、11月20日、確定給付企業年金の財政計算等に必要な予定死亡率の算出に用いる、
将来の死亡率改善の見込みを反映させるための係数を改正する省令案の意見募集を開始しました。


厚生年金本体における財政の現況及び見通し(財政検証結果)が公表され、
死亡率の前提が見直されたことに伴い、確定給付企業年金の財政計算等の前提として用いる
基準死亡率を改正する告示案に関して現在意見募集が行われています。

今回の改正の内容は、当該基準死亡率に乗じる係数を、
財政検証結果に基づいて以下の数値に改正することとされています。
(厚生年金基金において既に意見募集が開始された改正内容と同じです。)

(1) 掛金額の計算に用いる基準死亡率に乗じることができる係数
  ・男子の受給者等:0.9~1.0⇒0.72~1.0
  ・女子の受給者等:0.85~1.0⇒0.72~1.0

(2) 最低積立基準額の算定に用いる基準死亡率に乗じる係数
  ・男子(加入者及び受給者等):0.95⇒0.86
  ・女子(加入者及び受給者等):0.925⇒0.86

(3) 積立上限額の算定に用いる基準死亡率に乗じる係数
  ・男子の受給者等:0.9⇒0.72
  ・女子の受給者等:0.85⇒0.72

施行期日は、平成27年4月1日の予定です。

意見募集は、12月22日までです。

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