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退職給付会計 マイナス金利の取扱いの延長を提案

企業会計基準委員会(ASBJ)は、「債券の利回りがマイナスとなる場合の退職給付債務等の計算における割引率に関する当面の取扱い」の変更案について、意見募集を開始しました。内容は以下のとおりですが、募集期間は2018年2月7日までとなります。

[現行]
  マイナス金利をそのまま用いる方法と下限を0とする方法のいずれかによる。
  平成29年3月31日から平成30年3月30日までに終了する事業年度について適用する。

[変更案]
  適用時期について、
  「平成29年3月31日に終了する事業年度から、退職給付債務の計算に重要な影響を及ぼさず、当該取扱いを
   変更する必要がないと当委員会が認める当面の間、適用する。」
  としています。

[解説]
  金利が大幅に低下しない限りは、現在の取扱いを継続することを提案しているものと考えられます。

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