会計基準最新情報

2014/3より退職給付会計が改定(2012/5/10)

本日、退職給付会計を改定することがASBJ(企業会計基準委員会)で議決されました。改定されるのは、「退職給付に関する会計基準」及び「退職給付に関する会計基準の適用指針」です。


主な内容は、
1.未認識債務のバランスシートでの即時認識
・ P/Lにおける退職給付費用は従来通りとし、数理計算上の差異等の未認識債務を「その他包括利益」によりB/Sで即時認識
・ 上記取扱いは連結決算だけであり、単体決算では変更なし
2.退職給付債務算定方法の見直し
・ 期間帰属方法の見直し・・・期間定額基準(従来の原則)と給付算定式に基づく方法の選択制
・ 割引率の見直し・・・退職給付支払ごとの給付見込期間を反映するものでなければならない。(従来の平均残存勤務年数による割引率は不可)
・給付見込期間及び給付見込期間ごとの給付金額を反映した単一の割引率を使用する方法
・給付見込期間ごとに設定された複数の割引率を使用する方法
3.注記事項の拡大

適用時期は、平成25年4月1日以降開始年度の期末(2については、平成26年4月1日以降開始年度の期首)となっており、早期適用も認められます。

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